愛と感謝にまみれまくって
ファミリー現場にて進行中プロジェクトDIARY2024.1.12
新年もだいぶ明けてしまいましたが、皆様 明けましておめでとうございます。天災から始まった2024年、自然災害の恐ろしさに、胸を痛める幕開けとなりました。
能登地方の皆様 心よりお見舞い申し上げます。
古いけど 暖かい家で、家族そろって 無事で過ごせること、日常のかけがえのなさ 有難さを 肝に銘じながら これからは住まいを整えて、家のなかの知らないおじさん(使っていない物たち)をなんとかしながら、スタメンだけ、自分たちに必要な 気の入ったものたちだけで暮らしていこう、とそんなことを強く思った。
そして 2023年 最後の仕事は 自分の家の2F 寝室のリフォーム工事。
築40年近い我が家は、今は亡きじぶんの両親が残してくれた実家である。
結婚した時に1Fの水廻り、LDKをリフォーム、それから14年後 長女が中学にあがるタイミングで2Fの子供部屋をリフォーム、そして 2F奥の物置となっていた約8畳の和室を 夫婦の寝室にリフォームする運びとなった。
子供部屋に家族4人で川の字に寝ていたのだが、長女も春には中2。
テスト勉強で深夜まで起きていることもあるだろうし、隠れて漫画を読んでさぼっていることもあるだろう、そんな部屋で父ちゃん母ちゃんたちが
お先に~とか言って ぐうすか寝ているわけにもいかない。
ビフォアが劇的にぼろぼろすぎておはずかしい件
北面 収納、押入れ
東面 障子もぼろぼろ、、、
西面。南面サッシュにあるはずの 放置プレーの障子、そして閉まらない襖戸(笑)
壊して、撤去して、自分の描いた図面の通りに
(そうはいかない場合もあるが)日々更新されていく
様を見るのは、もう
たまらん。その日の工事が終わって、子供たちが 2階見て来ていい?
わーどうなるの??
壁はこのままなの??ドアはいつごろつくの?
と 日々変わりゆく部屋の様子を楽しみに、わーきゃー言うのも楽しかったです。
フローリングは ウッドワン 無垢フローリング オビノコ(足触り最高) 収納内部はウッドワンのエラボ、入口の建具は ウッドワン ピノアース
ウッドワンでは、ニュージーランドで植林、育林をしていて、
〝ウッドワンの森〟でとれたニュージーパイン(松)を使ったシリーズが「ピノアース」です。
木目の持つ 不規則な模様、ほのかな木の香りがリラックス効果抜群、そして 年月とともにあめ色に変化していく味わいも楽しみ。お値段は少しお高めですが 変態のおすすめです。
東面の、しみだらけでやぶれちまっていた障子は 新たに建具屋さんにオーダーして製作していただいた。うん十年前、インテリアコーディネーターの資格取得のために通っていた学校で「障子をデザインする」という 授業があり、ええ??インテリアコーディネーターはデザインもするのか!寝耳にウォーターだぜ!!と思っていたじぶん。いつかやってみたい、自分の家でその夢が叶った。子供たちよ、夢は見るもんじゃない、叶うもんでもない、
叶えるもんだぜ。(引用)
建具愛にあふれた 若い職人さんが 丁寧に調整、吊り込みをしてくださった。
そして 完工。3畳ほどの小上がりを作って 旅館風に。畳はあえて縁有にしましたの。い草のいいにほひ、畳屋のおやじさんいわく、
畳はいいだろ??いいよなあ~。
天井、壁は既存。そして壁は柱を見せる真壁のままとした。無理を言って、電気屋さんに壁付の照明器具の配線、取付をしていただいた。
このライト、建築界の巨匠、フランクロイドライトが設計した 名作照明器具の復刻シリーズ「タリアセン」なんですのよ~。おほほ~。
反射板は取り外しが可能姉妹で、下に取り付けると上向き配光に
上に取り付けると、下向き配光になるんですの。セクシーの極み!そして写真ぶれぶれ、やっぱりへたくそか!!
やってみたかったことが、自分の家で実験できたこと、わがままや無理を聞いてくださった 社長はじめ監督、協力会社の皆様、そして なんも気にせずあなたの好きなようにやっていいよ、と背中を押してくれて口はださずにお金をだしてくれた旦那さん、リフォーム中 テンパって常にばたついていた母ちゃんを見守ってくれて 励ましてくれて ママの仕事かっこいー!とほめてくれた子供たち、この家を残してくれた今は亡きご先祖、両親、すべての人たちに感謝したい、そんな気持ちを「THANK」の文字に込めてみた。
このリフォームで じぶんはやっぱり、現場が好きだ、建築が好きだ、と再確認させていただくことができました。
そして 私事ですが
この度、T-PLANアーキテクトを卒業させていただくこととなりました。
縁あって おうちを建てるお手伝いをさせていただいたたくさんのお施主様、力をかしてくださった協力会社の皆さん、本当に有難うございました。
たくさんたくさん失敗、勉強、経験 させていただきました。
また、勉強して、さらに変態に磨きをかけ、大好きな現場に 戻ってこれたらと思っております。
OBの皆様、リフォームのご用命などありましたら、あたすはいつでも 現場にかけつけますので、呼んでくださいね。
たくさんのご縁に感謝です。
ほんとうにほんとうに 有難うございました!
また、どこかで!!
時短変態スタッフ G