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照明は大事なんやで、暮らしだけでなくココロとカラダにも影響あるんやで

インテリアDIARY2023.5.15



住宅設備の中でも じぶんはとにかく『照明』が好きで、照明プランを考える時が、もっとも やる気スイッチ全開  アキラ100%!の時である。あ、決して 他は省エネモードでやる気30% とかいうわけではない。
3月に 照明専業メーカーのコイズミ照明さんによる 『インテリア 建築から考える  INTERIOR KITCHEN LIGHTING』というセミナーを3月に受講いたしまして、大変勉強になりましたので、皆様にもぜひ。

現在 一室一灯の シーリングライトを部屋の真ん中にどーん という照明計画は 予算や間取りにもよるが 個室でいうと 子供部屋に限られてきており、LDKは一室多灯、または 多灯分散 といって 必要なところに ダウンライト ブラケットライト ペンダントライト などのあかりを分散して配置する照明計画がもはや主流であると思う。

手法でいうと 少し前までは 『タスク & アンビエント照明』といって 中心と周囲にあかりを分散し、 中心のあかりで視作業を伴う手元を明るく=タスク、 周囲のあかりで空間を明るく=アンビエント という〝適材適所〟の手法 が一般的であったが、LEDの普及にともない 調光、調色、IOT技術による新しい機能が使われるようになり、手法も変化してきた。
現在の住宅照明は 『フォーカル ・アンビエント』といって 〝適時・適所・適光〟がポイントだそうです。

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フォーカル・アンビエント照明 をうまく組み合わせて 必要なところに、必要なあかりを分散して、上質な住空間 そして 快適な照明環境を実現しようじゃありませんか!みなさん!!

そして 生活のシーンに合わせて照明を点灯切替、 調光・調色タイプならばこんなふうにご自宅でも ドラマチックな照明環境が可能姉妹です。
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不要な明かりを消せば 省エネ・節約にもつながるんやで、、、

そして こちらも 現在 主流となっている オープンキッチンにおける ペンダント照明の吊り高さのベストは?
ダイニングテーブルのペンダントとの組み合わせ方は?などを学んだのだが、記憶に残ったのは 〝私たちは シェードを選んでいて 光を選んでいない〟という講師の方のお言葉だった。
シェードというのは ライトの電球を包んでいる 傘のことである。
見た目のデザインや好みで 器具をえらんでいても、そこから出る光はどうか?などと考えるお施主様はまだまだ少ないと じぶんも感じる。

電球まるだしのフィラメントタイプについては 場所によっては 眩しさを考慮しなければならないし
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その照明器具からでる光は  テーブルの上だけを照らす下面照射タイプなのか
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はたまた ガラスのシェードからどれくらいの光が漏れるのか、、、
そしてそれはじぶんにとっての十分な光の量なのか、、、

明るさというと 感じ方は人それぞれ、また 年代によっても異なる。反射する 床や壁 対象物の色によっても違う。
そして人は 光の色によっても 色温度が低いと暗いと感じたり、色温度が高いと明るいと感じたりする。
サーカディアンリズム という言葉を聞いたことがある人も多いと思うが 太陽の光と人間の体内時計は密接な関係にあり 、光が健康やパフォーマンスに影響を及ぼしたり、直接気分に作用することもあるそうです。

屋内で活動することの多い現代生活においては、照明において 光の量(明るさ)や光色(色温度)を調節できる 照明器具を使うことで、室内に置いても自然の光環境に近づけ、朝は日の出のような明かり、夜は日が落ちる時の暖かな光で 睡眠の前はなるべく暗くする といった光の調整をすることで 質の高い睡眠を得ることができ、ココロにもカラダにも よい影響がでる、そうですぜ。

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調光・調色は思った以上に必要で、重要です。
現場からは、以上です。