家に恋、ときどき 旅。
現場にてＤＩＡＲＹ2019.11.15
以前からちょいちょいブログでご紹介させていただきました I様邸リフォーム工事、 じつは こっそり終了しておりました。床の間 お仏壇の置かれていた和室(リフォーム前）
が
モダンな主寝室(将来の）に劇的に変わりましたで～。となりのＬＤＫに出入りできるようにドアを新設。こちらはクロスを貼れるドア YKKAPさんのインテリアドアシリーズ 【ファミット】 お好みの壁紙が貼れるドア、です。寝室側はオレンジ色でアクセントをつけ LDK側はベースの壁紙と同じ白をセレクトし 閉めたときにスッキリ見えるようにしました。
ここはご夫婦だけのひみつの空間にしたかったので ドアも閉めたときに 極力壁と化すよう 白のハイドアとし、取っ手も目立だせないよう あえて白 を選択。そして入口には 遊びゴコロとしてナンバープレートをご提案させていただきました。ようこそ スイートルーム104号室 へ。
(なぜ104かは内緒）
夜はユニバーサルダウンライトでライトアップして ホテル感を演出。夜 トイレに行くときの若干明るすぎな(笑)常夜灯にもなります。お施主様 チェックイン(入室）しているときに点けるようにします！とのことです。
このナンバープレートをどんだけきれいに壁にうつしだすかにあたって、ベストな器具はどれか 壁からの距離 はどのくらいか、協力会社様の強力な助太刀がございました。Kさん ありがとう！！
ダンボールで工作したサンプルを サンプルでお借りした照明器具でいろんな角度から照らしまくり 地味に 検討を重ねる の図。
弊社では初の施工となった バイオエタノール暖炉も無事 納まり ました。OK グーグル ちょっと 電気つけて！
おお！はい セクシー！隣に設置したキャビネットは裏に間接照明を仕込んで 、必要があればTVを置けるようにキャビネット内に配線を設けてあります。ベンチマットやクッションを敷いてちょっとしたベンチ感覚で座っていただくこともできます。
床は 石畳の通りからインスピレーションを受けた という 凹凸のあるタイルカーペットをセレクト。色ごとに Park st. Union st. など の通りの名前がついていて、発注する時に 施工業者さんが なんじゃこら 英語で読めねーよ！また～ どこから見つけてきたんだ！と混乱をきたしておりました(笑)
良い眺めざんす。
heｙ siri 今度は暖炉に火をつけて！
お施主様 バーナーに専用のライターで初めて 着火マン！10分ほどすると きれいなオレンジ色の炎たちがゆらめきはじめました。
エフ分の一 ゆらぎ、くる～！！
実験によると 炎を見る→リラックス効果/副交感神経が優位に働く→ストレスからの解放/自律神経が整う→免疫力アップ！にもつながるそうですよ。炎を眺めて健康に。
本格的に寒くなるこれからの時期、きれいなオレンジ色の炎であたたまりながら、脳の中までこんなぐあいのオレンジ色になって リラックスしてお過ごしいただけることでしょう。
写真にすこしだけ写っておりますが 天井の照明はスピーカー付きダウンライト を設置。あかりとともに天井から降り注ぐサウンドのシャワー、容赦なくまんべんなく浴びてお楽しみいただきたい。これはもう 照明器具を超えたお部屋の演出装置でございます。スピーカーを置く場所もとらない そして ほんとにいい音、でした！
写真はまったく イメージです。写真撮り忘れ の巻。
今は2階で就寝していらっしゃるのですが 将来的に階段を上り下りするのが困難になった際の将来の寝室としてのお部屋。もしかして すぐには使わないかもしれない でも ロッキングチェアに揺られるのが奥様の夢だ というお話を打ち合わせで伺った。既存住宅は畳の部屋が多く 和モダンがテーマのI様邸、そこに1室だけ全く異なるテイストの空間をつくったらどうだろう そこだけ イタリア、みたいな。 おお、それも面白いですね ということで 和とは相反する部屋をご提案する運びとなった。
お気に入りの音楽を聴いて、なにもせず ただ 炎を眺める。ドアを開けると そこは隠れ家、日常生活を離れ まるでホテルや旅館に泊まりに来たような 非日常を味わって リラックスいただけるようなお部屋になりますように 、104号室にはそんな願いも込めさせていただきました。 従来の建物のテイストには ない まったく新しい空間を出現させることができるのも リフォームのおもしろさです。
リフォームは大変だ、でも おもしろい。
住みながらのリフォームは 自分も体験したが 昼間不在の家、家にいる休みの土曜日 にも 不特定多数の業者さんが入る、自分の家なのに 気も遣う、不在の際は鍵を託さなければならないので 貴重品は自分で管理するが あとは 信頼するしかない。一部を壊したら 違う箇所にヒビが、、あれ こんな傷あったっけ？ということもあったし 既存で残したい部分も 場合によっては壊さなければいけないケースもでてくる。壊してみないとわからない部分 図面に描き切れない部分 もたくさんある。でも 古く馴染んだ歴史のある部分とまったく新しい部分のミックス、完成した時の さらなる感動、これもリフォームの魅力だと思う。
予定よりもだいぶ工期が遅れ I様には大変ご不便・ご迷惑をおかけいたしましたが、 工事中 変わりゆく我が家の変化を見るのが楽しみです、それがなくなると思うとなんだかさみしいような気がします。毎日のメールのやりとりも もうなくなると思うと T-PLANロスです！とユーモアたっぷり 寛大に受け止めていただきました。わたくしも毎日現場に通い 監督や職人さんと打合せさせていただいたり張込んだり、お掃除したり ほぼ 住まわせていただいていたので、工事もいよいよ終わり、 通わなくなると思うと なんだかさみしさを感じました。
他にもご両親の寝室だったお部屋が自転車置き場に、水廻り設備の入替、お仏間の新設などのリフォーム工事もありましたが 写真を撮り忘れたので(笑)また あらためてご紹介させていただきます。
あ、写真ありました！こちらは新設したお仏間です。入口の壁面収納下に間接照明を設置 玉砂利をおごそかに照らしました の図。
さいごに、末永く、豊かな暮らしが そこでずっと 営まれますように。
I様 長きに渡り 有難うございました！
