優れたデザインには人生を前向きに変える力がある
インテリア2018.1.23
優れたデザイン力で個性的な製品を数多く提案している トーヨーキッチン。システムキッチンを中心に、照明器具、家具、洗面、バスルーム、タイルまで、インテリア全体のコーディネートを提案するキッチンメーカーです。 毎回 担当者の方が 素敵なカタログをたくさんお届けしてくださるのですが、ページをめくるたびに、心ときめくような素敵な商品がてんこもり、である。
元々 はステンレスの洋食器メーカー「東洋食器製作所」としてスタートしたトーヨーキッチン。
１９５８年(昭和３３年)にステンレス流し台の製造に着手、以後 ステンレス加工を得意とする国内有数のキッチン専用メーカーとして知られるようになったそうです。
ですから トーヨーキッチンの「基本品質」のひとつ はステンレス、なんです！！
ステンレスにこだわる理由は、もちろんあるんだそうですよ。
キッチン環境にもっとも適している素材であることがひとつ。
毎日使うものだからこそ、過酷な環境に強いものが必要である。錆や汚れも付きにくく衛生的、かつ金属のもつ高い剛性は長年の使用に耐えられる。
ステンレスがプロの厨房や医療現場でもつかわれているのもそのためです。鋼の中で特に強度に優れ、衛生的な素材 それが、ステンレスなんです！！
〝固い鋼であるステンレスも、人間の手法とアイデア一つで美しく変身します。世界で認められる高いデザイン性の裏には、ステンレス加工への飽くなきチャレンジ精神が宿っています。〟
かっこいー！！
こんなキッチンに毎日立てたら幸せだろうなー、どんな料理を作ろうかなあ、
しかしながら あまりお値引きできない(割引率が少ない)ため、ほとんどが定価同様での販売となってしまうので、かっこいいんだけどねー、お値段がねーということで、実際の打合せの現場でご提案しても、他社メーカーとのお値段との比較で あえなく不採用、見送り~となってしまうケースが多い。
現在お打合せさせていただいているお客様で、ご主人が どうしてもこのキッチンをいれたい！と熱く語られていた トーヨーキッチンの Quilt（キルト）というシリーズ。
鏡面に磨いたステンレスを立体邸に浮かびあがらせた、どの角度から見ても美しい、ステンレスの塊です。
ワークトップ（作業台）やキッチン扉、さらにシンクの中までキルトで繋がっておるクオリティーの高さでござんす。
う、うわぉ、こんなキッチンを採用される方がいるんですね！このキッチンに合う床材や壁、どんな空間になるのでしょう、と内心わくわくきゅんきゅんしておりましたら、
やはり毎日キッチンに立たれるのは奥様ですから、奥様はどちらかというとマットな質感がお好み、色もチャコールグレーのような、真っ黒ではないグレーがよい！ということで今回は他社メーカーさんの高級キッチンのご採用となりました。そのキッチンもなかなかぐっとくるデザインと機能美を持ち合わせております。
（See You、また会う日まで！トーヨーキッチン！！ 号泣）
そんなトーヨーキッチンスタイルのINOというシステムキッチンがリハビリ医療の最前線で、効果が見込めるという理由から ある大規模病院の、リハビリルームの一角に設置されているという記事を目にした。
その病院は、重度の患者さんを多く受け入れる施設で、キッチンを使ってのリハビリは、半身が動かない人を想定しているそうだ。自由に動かない手で料理を作るのは相当な負担である。
だが、家族に自分の料理をたべてもらう、「誰かの役に立つ行為が、生きる自信となり、そうした気持ちがリハビリの効果を上げるという」
「好きなことをやりたいという前向きな気持ちが、脳の一部が壊れていても、残った脳神経細胞で失われた機能を補うこともある」とも。
もっとも ハイセンスなキッチンで料理するのは、特別なものではなくて家庭の味。普段から口にするものが作れないと、家に戻って役にたたないからだ、そうです。
記事の最後にこう記してあった。
「優れたデザインには人生を前向きにする力がある。そして誰かのために料理をすることは、人として必要とされていることを実感できる重要な行為である。」
なんか、感動した。
キッチンに立つ、栄養を考え、家族の健康を気遣い料理を作る、それは命を繋ぐ尊い行為だ。当然 予算という厳しい現実はある。でも、予算をオーバーしても、〝あの素敵なキッチンに立って、家族においしい料理を作って食べてもらいたい〟という欲望をあきらめてほしくはない。
多少体調が悪くてもうまく事が立ち行かなくても毎日家族の健康のために３食の献立を考え、キッチンに立ち料理を作らなければならないという修行のような行為は、一生をかけて毎日繰り返されるのだから。
キッチンに立つのが楽しくなるような、気持ちが前向きになるような、そんなデザインのキッチンを選んでみてもいいんじゃないだろうか。
一家の太陽である奥様が、ママが、笑顔でいることが 家族にとっては一番大事ですから、ね。
