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T-PLAN代表ブログ

雑誌撮影にお邪魔しました

T-PLAN Works 設計デザイン例雑記2021.5.17

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こんにちは祢津です。

先日住宅雑誌の撮影。取材にお引渡しが終わったばかりの長野市Y邸
にお邪魔しました。                          今回は長野の家さんの取材です。
TPLANアーキテクトは発足当初から住いネット信州さんにお世話に
なっているのですが 雑誌の取材は取材期日のタイミングやら、
施主様のご意向もありますから調整が必要です。小物のセッティング等
少人数のスタッフで運営しているTPLANでは思うようにいかない
場合もあります。   そんな訳で今回は施主様のご諒解をいただき、
長野小町さんの取材とあいなりました。

住宅を建てる時の要素と打合せの順序は
1 基礎 構造 断熱 換気計画 各部の納まりなど建築工事の問題
2 家事動線 玄関からつながる家の中の動線 
  必要な機能をもたせた部屋の配置など
  住む方の意向を反映した内装及び外装を計画する意匠設計の問題
3 1.2を経て 出来上がった間取りに対する内観、外観のカラーリング
  内装デザインや照明器計画など
がおおまかな流れだと思います。

1.の施工2.の設計については専門的な知識も必要ですから十分に施主様
のお話を伺って行います。一般の方が建築の専門的な知識を勉強する事
がその方の人生に絶対必要かといえば、そんな必要はありませんよね。

施主様が盛り上がるのは1.2を経て出来上がった建物の図面に
施主様の思うようなインテリアだったり雰囲気のある空間を作れるか
ということですが。(キッチンや設備器具を含めて)

ネット上には住宅のあらゆる情報が溢れかえっています。
特にインテリア関係はときめくような、またはウンザリするほどの
情報が毎日更新されています。
さて、我が家はどうしましょう。

IMG_1064.jpegのサムネイル画像

キッチン周りは無機質でハードなインダストリアル系にして
リビングは木を使った落ち着いた感じにしたい 
アジアンテイストも良いなあ〜 和モダンも取り入れたいし
等相反するイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

しかしながら、最近の間取りの傾向は一階をド~ンとLDK の
広いワンルームにする傾向が多いです。
一つの同じ空間に色々なテイストのデザインが混在する事になります
もしくはミニマリズムに徹するか です。

前置きが長くなりましたがY邸の場合はリビングとダイニングキッチン
の真ん中に吹き抜けとスケルトン階段を設けてあります。
skeleton階段だけではリビングとダイニングキッチンを空間として
分けることはできません。でも壁で仕切ってしまうのも安直すぎます
同じ空間でありながらしっかり分けられれば そして広がりをもたらす
為に今回は小さめな壁をskeleton階段に添わせてあります。

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スケルトン階段と仕切り壁による閉塞感は手前に吹き抜けを設ける事に
よって解消出来るかなと考えました。
こうすればリビングと奥に見えるダイニングキッチンは繋がってはいる
けれど、別々の空間としてお好きなテイストのお部屋に仕上げて頂ける
と思っております。

住宅は住み始めてから、ご家族で楽しく仕上げていくものでは無いかと
思っています。
Y様 どうぞ新居で新しい暮らしを楽しんでいただけたら嬉しいです!
今回は撮影に際してご協力頂き、誠に有難うございました。

PS
ディティールは弊社スタッフGがブログアップしておる様です。
Y邸設計編でした〜
尚、長野小町のK社長自ら搬入のお手伝いをいただき、又真っ赤なFIAT
はヨコタインターナショナルのK氏にご協力頂きましたことを併せて
御礼申し上げます。みなさま感謝多謝でございます。  (祢津)