BOSS BLOG

T-PLAN代表ブログ

ボクスター 僕☆試乗!

CAR 自動車の事諸々DIARY2009.9.15

以前のブログでカロッツエリアの崩壊を憂うと書きました
でも暗い話題かなとも思うので今日は脳天気にポルシェ
の試乗記などを書いちゃいます。

先日クライアントのK氏からお借りしたポルシェはボクスター
いわゆる昔からのポルシェ信奉者が神様仏様と奉る911とは
違います。
お値段は911の半分くらいですし、二人しか乗れない幌車です
でもスポーツカーメーカーであり、ましてやレース界でも
活躍しているポルシェとしては避けて通れない車だと思うのです

それは何故かと言うとエンジンの搭載位置が車のほぼ真ん中
俗にいうミッドシップレイアウトの車だからです
重心が真ん中なので簡単に言うと運動神経の良い車です
レースカーはほぼミッドシップなので昔懐かしのスーパーカー
もみんな此れに習ってますね。
雲上界のポルシェとしてもこういう車は作りたかったはずです。
勿論天上界のフェラーリ様もミッドシップカーが多いですね。

まあ能書きは良いとして早速試乗です
僕は自動車評論家でないのですが(当たり前だ!そんなこと!)
それでも車の善し悪しの基準って人夫々あると思ってます。
それは停止から低速域までの官能性であります
先ずドアノブを引いて車内に入りドアをしめる その時の質感 音
シートに腰掛ける
ハンドルを握る 其の質感 湿度感
メーターのインデックスやインテリアを眺める
エンジンをかけるときの操作性 エンジンの始動音
ユックリ発進してそろりと最初のコーナーを回る
ここまででほぼ評価は決まってしまうのでは無いかと思います

自動車評論家の先生は当然加速性能やら限界時のハンドリング
車の挙動等について語る訳ですが
素人のわたしらには限界なんて試せませんし
それでも良い車だなあと思うのはこの低速域での官能性だと思うのです

その辺の評価はボクスター良し です
しかし兄貴の911に比べると点数は半分かもしれません
特にドアのしまる時の音 911はカチリと閉まります
最近の国産の大衆車もクラウンのようにバスッとドアが閉まって
びっくりしますが この911のカチリとしまる精密感は他にありません
そういった『良いモノ感』はボクスターもう一歩かもしれません
もちろん911と比べてですよ(でもオープンカーなんで論点は違いますね失礼)

エンジンは水平対向6気筒 無く子も黙るフラットシックスです
馬力は255馬力 文句なし!
え〜国産だって其のくらいの馬力ごろごろあるじゃん!という貴方
名レーサー生沢徹の言葉を引用してしんぜよう
『え〜サーキットじゃなくて公道走るのに200馬力以上は素人には無理!』
あたくしも同感でございます ただ現代はちと事情が違う
現代の車にはアンチなんとかとかトラクション何とかとか
へたっぴ〜が馬力のある車に乗っても事故起こさないように
お守りというかお札がべたべた車にはってある。
いわゆるコンピューターによる自動制御だ!
このお札が取れたり利かなくなった時は天国往きだぜ!
ハイパーカーで迷惑運転してる諸君!
(このブログ見てる人には関係ないけど)
まあそういう意味で真っ当な車好きはロドスタ乗りかな ねえSさん
脱線 脱線

と言う訳でこの僕スターの255馬力も僕にとってはとても食べきれない
ご馳走のような気がします。
でも出自がスポーツカーのボクスターはすっきりと雑味の無い走りです
いつものコーナー(格好いい!CGなら箱根だが僕は往生寺の裏山)
でびゅーんと走っても怖さは無い
山道の先に軽トラが停まっているのが見えて減速!!
「ちえぞ〜道の真ん中に車が止まってるぜ」とナビの神戸に
「しゃっちょ〜ありゃあ 動いてますぜ!」
「ありゃ本当だ!お先に失礼〜」
と言うくらい速いクルマでした
ポジションも抜群 久しぶりに左足のフットレストに全体重を感じながら
ご満悦のドライビングを体験しました
不評と聞いていたハンドルの剛性感もばっちり!
ブレーキもブレーキングと同時に前のめりにならず水平に車体を沈め乍ら
速度を落としていく様はさすがポルシェ宇宙一です。

いやあボクスター良いです!車好きの集まる設計事務所には必要かと
ああ駄目 あそう まあね そのうちね
と言う訳でベタベタ車ネタで失礼〜しましたあ!
次回は懲りずにアルファミト編やるぞ〜
いい加減にしろ〜〜       (祢津)