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T-PLAN代表ブログ

進行中長野市H邸

DIARY進行中プロジェクト2008.6.19

折角のブログなのに
進行中物件の記事が滞っている
尚かつ、
完成物件ブログも紹介できないままだ
それなのに
アホな車購入顛末記等書いており
良いのかこれで
と思う。
いや、
思っておりますとも

と言う事で
長野市は北部で建築中のH邸を御紹介させていただきます

私と弊社のクライアント様との最初の出会いは様々ですが
お電話を頂いてお見えになる方(雑誌等を御覧になって)
メール等でアプローチを頂くお客様
ふらっとお見えになる方
Hさんご夫婦は最後のパターン
TPLANで設計管理した大塚の団地を通りすがりに御覧になり
事務所に直行されたそうです。(ありがたい事です)

Hさんは若いご夫婦です。
ご主人はデザインを勉強されていたとの事で
何と図面を元に模型までこしらえたり熱心な方です。
お二人ともこだわりをお持ちなので打ち合わせもヒートアップ!

ご主人「え〜やっぱりい サッシュは黒が良いかな〜っと」
奥様 「えええ〜!くろ〜〜!何かいやだなあ」
ご主人「え〜!何で!?何で?」
奥様 「だってえ ねえ黒でしょ ちょっときつくない!?
    ね〜祢津さんどお思います〜?         」
大変楽しく微笑ましい打ち合わせが続きました

さて、設計概要です
建設地はご実家の敷地内です。母屋との隣接ですね
現代のライフスタイルを考えると今後増えてくる建て方と思います
いわゆるスープの冷めない距離という理想的なパターンですね

ただH邸の敷地は途中から道路より70センチ位下がっていて
敷地の真ん中にはおじいさまのアトリエが建っています。
それを避けながらのプランニングになりました。

(アトリエをよけて中庭を配置 通路の奥に見える細長い窓はキッチンの窓)

プラン上のコンセプトは
先ずスキップフロアにして敷地の高低差を生かす事

玄関を入って正面が吹き抜けでスケルトン階段が見える事

スケルトン階段は実はダイニングルームから上がるようになっており

玄関から階段は見えるがダイニングは見えないようにする事

でもダイニングの奥の中庭は玄関から見えるようにする

等という厄介な(失礼)いややりがいの有るものでした

(現場を見学中のHさんご夫婦 奥様の居る所がフロアダウンしてます)

敷地を拝見すると南に高い木があり場内が暗い感じに見えました
Hさんは木が邪魔だと仰っていましたが僕は「いただき♪」と思いました

(吹き抜けに面した二階の主寝室から庭を望む)
住宅のプランニングの際は窓の取り方が重要です
外からは覗かれたくないけど光は充分に欲しいとか
内側からは外の見たい所だけ切り取って見えるようにするとか
寝室から緑あふれる木々が見えて素敵です


室内はスキップフロアになっていたり複雑ですが
外観は平地に台形の家がポンと建っているように考えました

現在内部工事も終わって仕上げに入っています。
もう暫くで完成です             (祢津)