中庭の家 下駒沢N邸
DIARYT-PLAN Works 設計デザイン例2007.12. 1
先月進行中物件として御紹介した下駒沢N邸が完成しました。
ご主人が塗装業を営まれている旨は以前お話ししましたが、内部も吹き
付けで仕上がっています。
内装はクロス張りが一般的ですが塗り壁にすると表情が豊かで素敵です
(写真ではその辺が分かりづらく残念)
施主さんと間取りの打ち合わせをし、平面計画を作ったら外観の意匠に
入ります。そのときにリビングとか中庭とかソレゾレの性格を持った
ユニットにソレゾレノデザインの意匠を作り、
それをガチンと合体!させます。
そうする事によって正面や斜めや色々な角度からお家を見たときに変化
が生まれます.つまり造形的に面白いお家が出来ます。
1中庭 2中庭に覆いかぶさるようなインナーバルコニー
3屋根の出を無くし垂直に立ち上がった西面の壁はオーバーハングして
玄関の庇を兼ねるデザインにする。
4吹き抜けのあるリビングは緩い屋根勾配でまとめ、台形のフォルム
そのソレゾレノ造形を吹き付け塗装にしたりガリバリュームを張ったり
して奥行きと変化をつけるようにしています。
ここで一番大事なのは外観でなく間取りだという事!
先ずは施主さんの生活にあったきちんとした間取りを作ってからですね
さて色のバランスはどうでしょうか
玄関のアプローチ方向からちょいと見上げたところ
西面から見たところ ほぼ台形に見えますね
和室には吊り押し入れがありますが裏のお家のアプローチを借景に
和室の入り口にはちょっとした手洗いを 塗り壁の質感がわかりますか?
スチールのスケルトン階段 施主さんのお知り合いの鉄骨屋さんに
こちらでデザインして作っていただきました
(祢津)