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T-PLAN代表ブログ

VSOPって言ったってお酒の名前では無いのだ!

DIARYMUSIC Jazzとか諸々2007.11.26

祢津です
今回は僕の大好きなジャズのお話です
僕の体の中にはジャズのエキスが流れているのではないかと言う位……

あ〜イメージが悪いのでは~
生業が建築で
最近はかわいらしくおヒゲ等を生やし
好きな音楽が小難しいジャズというのも
いかにも!ですよねえ
『そもそも住宅の設計というのは〜個と個の〜つまり外に対して〜閉じていくという』‥‥
ご高説を施主さんにかましそうな雰囲気です。

しかし、ジャズが好きなものはしょうがない
建築のうんちくは持ち合わせないがジャズのうんちくはある!
え〜?!良いのかそれで!
良いのだ!それで!
0701008vsop_p.jpg

VSOPというのはベリ〜スペシャルワンタイムパフォーマンスの意味
ブランディでは無い。
往年のマイルスデイビスクインテットをマイルス抜きで復活させた伝説
のパフォーマンス 25年前東京にもやってきた。
その頃僕は東京から長野に帰っていたので聞いていない
思い返せば残念未練な事は人生沢山ありますね

今年に入っておおよそ5年ぶりに行きつけのジャズ喫茶『しゃん』に行ったら
5年ぶりで行きつけってことは無いだろ〜よ 
良いのだ!それで!
マスター曰く 伝説のVSOPが来る 行けば?
じゃ行くかということで聞きにいって参りました
25年前は田園コロシアム 今回は東京国際フォーラムか

ちなみにパーソネルは
ハービーハンコック  ピアノ 1940年生 67歳
ウェインショーター サックス 1933年生 74歳
ロンカーター     ベース 1937年生 70歳
ジャックデジョネット ドラム 1942年生 65歳
今回はラッパ無し 前回はフレディハバード様でした

実はこの中でデジョネットだけ聞きにいった事が無かったので楽しみ
マイルスのチューンをメインにして奇跡のコンサートは始まった
感想はというと   何と途中寝てしまいました
今までジャズのコンサートでは一音たりとも聞き逃すまいという気迫で聞いて参りましたが
よりによって それぞれが生ける伝説となった巨人たちの演奏で寝てしまうとはあ〜〜〜
未だに原因不明??????う〜ンロンカーターのベースの音がブ〜ンブ〜ンと心地良く‥‥‥

皆さんもメンバーの年齢を見ればお分かりの様に巨人たちはご高齢です
なんせ伝説が生きてる訳ですから といっても約お一人を除いてほかの巨人はまだバリバリ
そのお一人は私のお見受けしたところショーター御大では‥‥
良いのか!そんなこと言って!!
まあ‥‥良いのだ

ジャズって言うのはインプロビゼーションと言って即興で演奏する音楽であります。
コードやらモードやら一応決まり事がありますが自由に演るもんです
コンサートの中のある曲で三人がそれぞれソロで掛け合いをしながら終わっていく曲があったのですが 先ずショーターがソプラノサックスでピロロ〜と吹くとそれに答えてロンカーターがブ・ブ〜〜ンと合わせディジョネットがシタタタ シタ!〜ンと閉める。その掛け合いで曲のエンディングに向かっていくと思ったのですが何回掛け合っても終わんない。
『う〜ム何時まで演るつもりかのお?終わんないじゃん』
そんな雰囲気の中 ショーター御大はやおらテナーサックスに持ち替えた!?
げえええ楽器持ち替えてまだおやりになるんですかい!
さっさと次の曲の準備だった!えっ!おしまい!?
僕もびっくらしたがカーターもディジョネットも困ったのでは?
ぶ〜ン どす!とむりやり曲を終わらせたが
いやはや話しの腰を折るなんてもんじゃなくましてや相手は両巨人!
さすが ウェインショーター御大でした。

ちょっとOO老人みたいな書き方でしたがショーターのソプラノは素晴ら
しくショーターが吹き出すと往年のマイルスバンドのサウンドががらっ
と変わりウェザーリポートを聞いているかのようになります。
(この辺分かりづらいのですんません)

長野に帰って今度は3ヶ月ぶりに行きつけのジャズ喫茶『しゃん』に
行くと偶然にも25年前のVSOPのレコードがかかっていた。
田園コロシアムのライブだ。
このときのドラマーは天才 トニーウィリアムスだ。
凄いタイコだなあ!
その彼も今は亡い             (合掌)